今回は泡盛の特徴と魅力についてお伝えします。
『泡盛の特徴』
泡盛に法的な定義はありませんが、基本的な製造方法はほぼ共通しています。
沖縄県酒造組合は運営する泡盛ポータルサイト『琉球泡盛』によると泡盛の特徴は以下の4点になります。
①原料に米を用いる
②種麹に黒麹菌を用いる
③仕込みは一度きり、全麹仕込みで行う
④蒸留には単式蒸留器を使う
この4点が、同じく米を原料とする蒸留酒である米焼酎とは異なる、泡盛ならではの味わいを生み出す要因となっています。
『泡盛の魅力』
泡盛にはたくさんの種類があり(47酒造所)、すべて味が違うのでその魅力も多種多様と言えます。
そのたくさんの銘柄から自分に合った泡盛を見つける楽しみ、それが泡盛の魅力であり、美味しく飲むための秘訣ではないでしょうか。
また泡盛の最大の魅力は、年月をかけるほど熟成され、より深みのある「古酒」に育っていくことです。
沖縄ではカメや瓶に入れて熟成させることを「寝かせる」とよく言い、寝かせば寝かせるほど香りも甘く、口に含んだ時の舌触りもまろやかになるのが特徴です。
その風味の芳醇さは、1853年に琉球国を訪れたペリー一行が、「まるでフランスのリキュール(ブランデー)、のようだ」と表現したように、現団でも世界的に評価されている年代物のウイスキーやブランデーと肩を並べることができるほどの銘酒なのです。
沖縄では3年以上寝かせた古酒のことを「クース」を呼び、中には古酒作りの伝統を忠実に受け継ぎ、丹念に磨き上げられた高貴な泡盛も存在します。
次回は泡盛の歴史、名前の由来についてお伝えします。
是非、泡盛月間中は泡盛をお楽しみ下さい。
東京、神奈川、埼玉エリアで泡盛を楽しめるお店はコチラ
コメントをお書きください