「小寒の沖縄 ~島の冬本番と新春の味わい~」

香那ホールセールの沖縄便りです。今回は小寒(1月5日)をテーマに、沖縄の食材や文化についてお届けします。本土では厳しい寒さが続くこの時期、沖縄では「ムーチービーサー(餅寒さ)」と呼ばれる1年で最も寒い季節を迎え、新年の伝統が息づいています。

  1. 小寒の沖縄 • 平均気温:16~19度、湿度:60~70% • ムーチービーサーと呼ばれる厳冬期 • 旧暦12月8日のムーチー作りで家々に甘い香り漂う • 澄んだ青空と波静かな海が印象的な季節
  2. 旬の海の幸:マクブ(シロクラベラ) • 冬が旬の高級魚の王様 • 引き締まった白身と上品な旨味が特徴 • 刺身や椀物として珍重される • 正月料理には欠かせない伝統食材
  3. 新春の伝統野菜:島にんじん • 寒さで糖度が増す琉球伝統野菜 • 鮮やかなオレンジ色と豊かな香り • お節料理や煮物に欠かせない食材
  4. 沖縄の新年の汁物 • ナカミ汁(モツの具沢山スープ) • カツオ出汁の雑煮 • ウムニー(豚肉と冬瓜の温まる汁物)
  5. 泡盛と新年 • 新春の古酒開き • 最適な飲み頃を迎える古酒 • お節料理との相性抜群
  6. 新年の伝統行事 • ムーチー作りで集まる家族 • 各地の初詣 • 伝統的な床の間飾り

小寒を迎え、沖縄は1年で最も寒い季節となります。各家庭では、ムーチー作りの準備に忙しく、蒸し上がる餅の香りが寒い空気に漂います。また、マクブの引き締まった白身の味わいと、島にんじんの自然な甘みが新春の食卓を彩ります。

ナカミ汁やウムニーは、沖縄の冬の定番料理。新年を祝う宴席でも欠かせない存在として、家族や地域の絆を深める役割を果たしています。

 

香那ホールセールでは、これらの旬の食材を取り揃えています。沖縄料理店の皆様、新春らしい華やかさと冬の温もりを感じさせるメニューづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

次の二十四節気、大寒の便りでは、沖縄の伝統行事「ジュウルクニチー(十六日祭)」についてお伝えする予定です。豊作を祈願する伝統行事と、それにまつわる特別な料理についてご紹介いたします。皆様からのリクエストもお待ちしております。それでは、次の二十四節気の便りをお楽しみに!