沖縄食材専門卸として活動してきた弊社が、新たに「沖縄文化食堂」をオープンいたします。この名前には、沖縄の食に宿る知恵や歴史、人のぬくもりを日常生活に寄り添う形で伝えたいという想いが込められています。
沖縄の食文化は琉球王朝時代の薬膳的な食材使いから、中国・日本との交易で育まれた乾物文化、戦後のアメリカの影響を受けた保存食品の活用まで、多様な背景が融合した豊かさと柔軟さが特徴です。
私たちは単に美味しさだけでなく、「医食同源」の考え方や食を通じた人とのつながりをより身近に感じていただきたいと考えています。忙しい共働き家庭にゆとりある食卓を、子どもたちには健やかな成長を支える優しい味を、そして外食が難しい方々にも沖縄の本場の味を自宅で手軽に楽しんでいただける存在を目指しています。
「文化」と名に掲げたのは、かつての沖縄の食堂がそうであったように、人と人がつながり、地域に根づき、記憶や風景を次世代へと伝える場所であってほしいという願いからです。「沖縄文化食堂」は、過去と現在をつなぎ、未来へと橋をかける"食"の文化拠点として事業展開を行ってまいります。
現在、沖縄汁物食堂「かなえ」 と沖縄そば食堂「さくら」の2ブランドを立ち上げ、今後もコンセプトに応じて様々な業態を開発していきます。
お客様お一人おひとりに沖縄の食文化の魅力をお届けできることを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
株式会社香那ホールセール 代表取締役 宇根良樹